オリジナルの仮面ライダーの設定・4

  今回は、劇場版三部作をしたいと思います。仮面ライダーのリメイク版ですね。ファーストやネクストよりも孤独な主人公です。時間は3作品とも90分ぐ
 らいを想定しています。子供向けなら30分から1時間ぐらいなんでしょうが、大人向けと思っていますので
 
 【ストーリー1】
  世界征服を企む悪の秘密結社イーグネイションは改造人間の素体として最適と出た青年・本波透を拉致して改造手術を施す。肉体改造を終え、脳改造へと移
 行しようという時、突如手術室を地震が襲った。激しい揺れで意識を覚ました透は、自らの身に起きたことや周りの状況に混乱しながらもイーグネイションの
 戦闘バイク・タイフーンを奪ってアジトからの脱出に成功する。
  透の脱走で組織の事が外部に洩れることを恐れたイーグネイションは透と同じ改造人間のクモンチュラスに透と透に関わった人間の殺害を命じる。一方、透
 は大学時代の先輩である風祭に事情を話して匿ってもらおうとするが、巻き込まれたくないという理由で拒絶されてしまう。途方に暮れる透をクモンチュラス
 が襲撃する。変身してクモンチュラスを倒した透だったが、風祭にも刺客が送られていると知って急いで駆け戻った。しかし、時すでに遅く風祭はコウモルン
 によって殺害されていた。逃げるコウモルンを追いかけて透は風祭の家を飛び出したところを風祭の妹の良子に見られてしまう。家にあった兄の死体とあわて
 て飛び出した状況から良子は透を兄を殺した犯人と思い込んでしまう。透はイーグネイションだけでなく警察からも追われる身となってしまった。
  お尋ね者となった透だったが、なんとか誤解を解こうと良子に接触を図る。だが、真実を話せば良子にも危害が及ぶことを恐れた透はうまく誤解を解くこと
 ができない。そんな透に良子は犯人でないのならなぜ逃げたと非難するのだった。だが、良子にもイーグネイションの魔の手が迫っていた。コウモルンの襲撃
 を受ける良子。そこへ変身した透が駆けつける。コウモルンを倒した透は良子に仮面ライダーと名乗り、さっきの怪人が良子の兄を殺したと告げて去った。
  改造人間を相次いで倒されたイーグネイションは仮面ライダーを最大の強敵と位置付けてその抹殺を至上命題とした。一方、殺人の疑いが晴れた透のもとを
 大学時代の親友だった古瀬が訪れる。久々の再開を喜ぶ透だったが、古瀬はイーグネイションに魂を売って改造人間スコルピオンとなっていた。油断していた
 透をスコルピオンが襲いかかる。友の変わり果てた姿に愕然とする透だったが、変身してこれを倒す。しかし、その間に良子をガメレオンにさらわれてしまう。
 瀕死のスコルピオンから新しいアジトの位置を訊き出したライダーは良子を救出するため単身アジトに乗り込む。ガメレオンとカマギリスを倒して良子を救出
 したライダーに最強の怪人トカゲラーが立ちふさがる。激戦の末にトカゲラーを倒したライダーは良子に自分の正体を告げぬまま去っていくのだった。
 
 
 【登場人物】
 本波透
  本編の主人公。悪の組織によって改造人間とされてしまった24歳の青年。当初は自分の身に起きた非現実的なことから絶望的になっていたが、大学の先輩
 である風祭やその妹の良子がイーグネイションに襲われるのを見て人類の平和のために戦うことを誓う。本郷猛の本と筑波洋の波から取って本波。
 
 風祭良子
  透の先輩の妹。透を兄殺害の犯人と誤解して憎しみを抱いていたが、後に真相を知って謝罪する。仮面ライダーの正体が透であることを薄々気づいている。
 21歳。
 
 風祭
  透の大学時代の先輩。透に助けを求められるが断ってしまう。その直後、コウモルンに殺害された。25歳。
 
 古瀬
  透の大学時代の親友でライバルだった存在。しかし、いつも透に負けていたことから自ら改造人間になることを志願してスコルピオンとなる。仮面ライダー
 と対決して敗北、人間の姿に戻ると自分の敗北を認めて透にアジトの位置を教えて息絶えた。
 
 
 【改造人間】
  イーグネイションが世界征服の尖兵として作り出した人間兵器。人間に動植物の能力や特徴を移植して作られる。改造人間の能力は身体能力・特殊能力・知
 能のうちどれとどれを重視するかによって決まる。大抵は身体能力と特殊能力、知能と特殊能力の組み合わせだが、仮面ライダーは特殊能力をほとんど持たな
 い代わりに身体能力を高めている。
 
 仮面ライダー
  変身ベルトを装着して変身ボタンを押すことによって肉体が変化する。最後にヘルメットを被って変身が完了する。バッタの改造人間であり、高いジャンプ
 力を誇る。ジャンプ力18メートル。
 
 ライダーパンチ
  10トンの威力があるパンチ。
 
 ライダーチョップ
  鉄筋を切断する威力がある。
 
 ライダーキック
  得意の跳躍力を利用した必殺の跳び蹴り。30トンの威力がある。コウモルン戦では壁の反動を利用したキックを披露している。
 
 《タイフーン》
  イーグネイションが透専用として製造したバイク。透が変身するのに必要なベルトとヘルメットを収容することができる。最高時速440キロ。人工知能を
 搭載しており、自動で走行することができる。
 
 クモンチュラス
  蜘蛛の改造人間。口と指先から糸を出して、相手に絡ませて動けなくしたり、高いところへ移動したりする。イーグネイションから脱走した本波透の抹殺が
 使命。ライダーキックで倒されてドロドロに溶けた。
 
 コウモルン
  コウモリの改造人間。口から超音波を発して相手を攻撃する。風祭を殺害した。空を自在に飛んでライダーキックをかわすなど善戦したが、壁を利用したラ
 イダーキックで倒された。
 
 スコルピオン
  サソリの改造人間。透の親友であった古瀬が改造された姿。透に勝つため人間を溶かす毒針を吹き出す特殊能力を持つが、その分身体能力が劣ることとなっ
 た。透の不意を襲ったものの、仮面ライダーに毒針は通用せずライダーパンチを弱点の顔面に受けて敗北した。
 
 ガメレオン
  カメレオンの改造人間。周囲の色に溶け込むことで姿を消すことが可能。この能力で持って良子を拉致した。アジトに乗り込んだ仮面ライダーを迎撃するが、
 頭部と胸部にライダーチョップを浴びて急速に腐敗していった。
 
 カマギリス
  カマキリの改造人間。鎌を自在に操る。アジトに侵入した仮面ライダーと戦うも、投げた鎌を投げ返されてそれが喉元にあたって死亡した。
 
 コブラング
  コブラの改造人間。仮面ライダーの強さに怖気づいたためトカゲラーによって処刑された。
 
 トカゲラー
  仮面ライダーと同じく特殊能力を持たない代わりに身体能力を高めたトカゲの改造人間。キック力はライダーを上回る。必殺技の殺人キックでコブラングを
 処刑した。ライダーとの決戦では、ライダーに対して終始優勢に戦うが、タイフーンの体当たりで怯んだところをライダーキックで倒された。
 
 戦闘員
  質より量の安価な改造人間。
 
 
 
 
 【ストーリー2】
  イーグネイションとの戦いから2年。透はコンビニのバイトで生計を立てていた。過去の戦いが嘘だったような平穏な毎日を送っていた。だが、イーグネイ
 ションは恐るべき作戦を立てていた。世界征服を企むイーグネイションにとって何十億もの人間は多すぎた。そのため人間の数を削減するためイーグネイショ
 ンは感染力が非常に高い細菌をばら撒く作戦を企てたのだ。だが、この細菌兵器を開発した高松教授が密かに脱走するというアクシデントが発生した。イーグ
 ネイションは高松は必ず家族と連絡を取ると判断して彼の家を見張ることにした。しかし、そのことを予期していた高松は家族との接触を避け仮面ライダーと
 の接触を図っていた。イーグネイションはすでに透がコンビニでバイトしていることを把握していた。それは、高松が知るはずの無い情報だったのだが、たま
 たま戦闘員たちが話していたのを聞いていたのだ。だが、イーグネイションは作戦を妨害する恐れがある仮面ライダーを事前に消すための刺客を送っていた。
 二種類の動植物を組み合わせた合成改造人間のブタゴリラは、高松の姿を確認すると独断でこれを襲撃して致命傷を負わせる。トドメを刺そうとしたところを
 通りかかった透に妨害される。変身してブタゴリラと戦う透だったが、戦闘能力に差があるため苦戦を強いられる。ライダーキックでも倒せない強敵に透は離
 脱を決意して高松とともにタイフーンで逃亡する。
  瀕死の高松からイーグネイションの作戦を聞かされた透は再びイーグネイションと戦うことを決意する。一方、イーグネイションはまだ実用性に問題のある
 細菌兵器を完成させるため、高松の助手だった片桐の拉致を企む。しかし、透もそのことを予測していて待ち伏せていた。キツネザルをライダー反転キックで
 倒すもその隙にイヌワシに片桐をさらわれてしまう。だが、透はあらかじめ片桐に発信機をとりつけていた。発信機からの電波をたどってアジトに向かう仮面
 ライダーをサクラエビが行く手を遮る。サクラエビを倒したと思ったら今度は任務を終えたイヌワシが空から攻撃をしかけてきた。これも倒したライダーはア
 ジトに急行する。
  その頃、アジトでは片桐が細菌兵器の開発を強要されていた。どうしてもできないと拒否する片桐にイーグネイションは家族がどうなってもいいのかと脅迫
 する。だが、片桐は家族と人類の命運は交換できないとあくまで協力をしないと断言する。そこにタイフーンに乗ったライダーが乱入する。その際の衝撃で細
 菌がもれてしまう。ライダーは素早く片桐を確保して部屋を脱出して出入り口を封鎖する。ライダーはフラワータイガーを苦戦の末に倒してアジトを脱出する
 のだった。
 
 
 【改造人間】
  既存の改造人間では仮面ライダーに勝てないと判断したイーグネイションは、二種類の動植物を組み合わせた合成改造人間の投入を決定した。その戦闘力は
 仮面ライダーを上回る。
 
 仮面ライダー
  性能的には2年前と変化なし。そのため新型の合成改造人間には能力的に劣る。
 
 ライダーキック
  基本的に威力などに変化はないが、キックしたあとに壁などの反動を利用してもう一度キックする反転キックや、一度に二回連続でキックする二段キックと
 いったバリエーションがある。
 
 ライダーチョップ
  タイフーンでイヌワシに空中体当たりを敢行したした際に同時に肩にくらわせている。
 
 《タイフーン》
  まだまだライダーが知らない機能がある。瞬間的に時速800キロまでスピードアップすることができる。この超高速による体当たりでサクラエビに重傷を
 負わせて後部の2発のグレネードでトドメを刺している。また空中大ジャンプでイヌワシにも体当たりをくらわせている。
 
 ブタゴリラ
  豚とゴリラの合成改造人間。八百屋の倅を改造したためか野菜に異常な愛情を抱く。反面、頭が悪く後先考えない性格のために独断で高松を殺害する。その
 ため毒ガスによって処刑された。
 
 キツネザル
  狐と猿の合成改造人間。高松の助手だった片桐の拉致が使命。ライダー反転キックで倒されて泡となって消えた。鳴き声は「ワオ」
 
 イヌワシ
  犬とワシの合成改造人間。ライダーがキツネザルと戦っている隙に片桐を拉致する。その後、アジトに接近するライダーを空から攻撃するが、タイフーンに
 よる空中体当たりと肩にライダーチョップを受けて真っ逆さまに落ちて墜落死した。
 
 サクラエビ
  サクラとエビの合成改造人間。アジトに向かうライダーを阻止しようとしたが、タイフーンの超高速体当たりをまともにくらって重傷を負ったところをグレ
 ネードを2発発射されて爆死した。
 
 クマネコ
  熊と猫の合成改造人間。拉致された片桐に細菌兵器の開発を強要するが、乱入したライダーに片桐を奪回されたあげくにもれた細菌に戦闘員ともども感染し
 てしまう。
 
 フラワータイガー
  花と虎の合成改造人間。他の合成改造人間とはワンランク性能が違う。ライダーを追い詰めるが、起死回生のライダー二段キックで倒された。
 
 
 
 
 【ストーリー3】
  仮面ライダーによって作戦が妨害され続けているイーグネイションは、ついに大幹部の招聘を決定する。着任したホワイト将軍は日本を世界征服の拠点とす
 る「日の出作戦」の発動を宣言する。日本の政治家や財界関係者などを洗脳して、イーグネイションの意のままに操るという作戦だ。
  政治家や企業の経営者などが突如蒸発してその後何事もなく姿を現すという事件が相次いでいることにイーグネイションの影を感じた透は調査を開始する。
 眠主党の小野田副幹事長をマークしていた透は、イーグネイションが小野田を乗せた車を襲撃するのを見て変身する。だが、新型合成改造人間のハリネズミに
 敗北して捉えられてしまう。その一部始終を雑誌記者の神田崎菜々が目撃していた。副幹事長が拉致された現場と正体不明の生物の写真でスクープを物にした
 菜々だが、生物のことは伏せられることが決まった。そのことに納得できない菜々は持ち前の好奇心もあって独自に調査を始める。
  その頃、イーグネイションに捉えられた透は死刑を宣告されていた。旧式の改造人間である透はイーグネイションにとって何の価値もなかった。新兵器ブラ
 スターサーベルの実験台として処刑されることになった透だったが、隙を見て脱出に成功してホワイト将軍からブラスターサーベルを奪って逃亡する。追撃し
 てきたハリネズミをブラスターサーベルで倒し追手を振り切った。
  捉えられている時にイーグネイションの作戦を聞いていた透は、次に標的とされた大企業の権藤会長の身辺を警戒する。そこで、不可思議な失踪事件を調べ
 ていた菜々と出会う。菜々は次に失踪しそうな人間を順番にあたっていたのだ。危険だから手を引けという透の説得を菜々は聞き入れない。透をうとましく思
 う菜々だったが、彼が乗っているバイクが前に自分が見た謎の生物が乗っていたのと同じバイクなのを見て透に興味を抱く。自分と謎の生物の関係をしつこく
 問い質す菜々に透は苦慮するが、その二人の前で権藤がイーグネイションにさらわれてしまう。菜々の前で変身ができない透は権藤の拉致を阻止することがで
 きなかった。さらに、現場を目撃した菜々までも連れさらわれてしまう。
  アジトで菜々を処刑したホワイト将軍は仮面ライダー迎撃の防衛ラインを敷く。だが、ライダーはそれを突破しアジトでホワイト将軍と対峙する。テッポウ
 エビとしての正体を現すホワイト将軍。激戦の末にテッポウエビを倒したライダーはアジトを破壊してイーグネイションの企みを阻止することに成功した。
 
 
 【登場人物】
 神田崎菜々
  新米の雑誌記者。好奇心旺盛でスクープのためには結構な無茶もする。それが災いして、イーグネイションのガス処刑室で毒ガスによって白骨化した。
 
 ホワイト将軍
  イーグネイションの大幹部。元は旧ソ連の将軍だった。テッポウエビとしての正体を現してライダーと戦う。
 
 
 【改造人間】
  合成人間は仮面ライダーを超える戦闘力があったが、それでもライダーに勝つことができなかった。そのため動物と武器の組み合わせの新型合成改造人間が
 登場した。従来の改造人間を凌駕する戦闘力でライダーを追いつめる。  仮面ライダー   もう完全な時代遅れの改造人間となってしまったが、ブラスターサーベルを入手したことで新世代の改造人間に太刀打ちできるようになった。  ブラスターサーベル   イーグネイションの新兵器。銃と剣の両方に変形できる。銃の時は光弾を発射する。剣の時は光の粒子を結集させて光の刃を形成する。  ハリネズミ   針とネズミの合成改造人間。一度ライダーを倒して捕縛するが、二度目の対決でブラスターサーベルに体を貫かれて爆死。  イワザル   岩と猿の合成改造人間。権藤と菜々を拉致した。言葉を一切喋らないが、喋られないのではなく「言わざる」が信条だから。ブラスターサーベルで貫かれて  爆死。  サーベルタイガー   軍刀と虎の合成改造人間。ホワイト将軍の期待の強力な改造人間。ライダーと熾烈な戦いを展開するも右手のサーベルをブラスターサーベルで折られて、動  揺したところを貫かれて爆死。  テッポウエビ   鉄砲とエビの合成改造人間。ホワイト将軍の真の姿。口と両手の鉄砲でライダーと射撃戦を展開、ブラスターサーベルで鉄砲をすべて撃ち落とされて格闘戦  に移行するも、ライダーパンチ、ライダーチョップ、ライダーキック、ライダー反転キック、ライダー二段キックの連続攻撃で敗北、ホワイト将軍の姿にもど  り、イーグネイションの不滅を宣言して爆死した。  強化戦闘員   従来よりもパワーアップした。
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